Kuriの選りすぐり中華メモ

2023年5月から計26本のブログを書いてくださったKuriさんです。Kuriさんは「発音学び直しレッスン」から「中国語速成コース」に進まれた、当教室のエースです。毎回のレッスンでKuriさんからうかがう中華トークがとても楽しかったので、ブログの執筆をお願いしました。このシリーズでは、中国語学習の旅、旅行、エンタメ、アジアの各言語、書画、飲食文化など選りすぐりの「中華メモ」を紹介してくださいました。最終回は、Kuriさんが粘りに粘って中国語学習を続けていらして、2023年夏現在の中国語習得の実感を書いてくださいました。私のことにも触れてくださっていて、「中国語ができる!」実感をさらに強く持っていただけるようにより一層レッスンを研究せねば!と身が引き締まります。
中国語速成コースで学んでくださっているKuriさんに5月からネイティブの先生の会話レッスンも受けていただいています。合計12回レッスンも終盤、私から見たらKuriさんの中国語会話力はめざましい発展ぶりです。始めるまえは確か「バンジージャンプに挑戦するような気分」とおっしゃっていた記憶が、、今は、ネイティブと会話をするための様々な技、そして覚えた文法と単語の運用力をしっかり身につけられています。
同じ事(意味)を伝えるために、中国語と日本語と英語では必要な文字数がまったく違う!そんなことを考えたことはありますか?日本語の流行語が「短縮系」なのに対して、中国語、特に成語は「濃縮系」というKuriさんの言語分析ブログです。
Kuriさん曰く「知らず知らずに覚えた中国語ですが、はっきり言って使い道はありません。」という中国語ドラマのセリフですが、「知らず知らずに覚えてしまった!」これこそが理想的な言葉の習得の仕方なのだと思います。映像で疑似体験をする、繰り返し見て聞く、そして帅哥、この3つの要素が重要な気がします。
今年のゴールデンウィーク、Kuriさんはマレーシアに旅行しました。マレーシアは典型的な多民族国家とのことで、話されている言語もマレー語、英語、中国語など、人々は自由に言葉の壁を乗り越えてコミュニケーションをとっているそうです。マレーシアの人たちにごく自然に日本語で話しかけられたKuriさん、共生社会を目指す日本に思いを馳せます。
「啊?」と言われると、確かにひるみます。Kuriさんの「不必要にメンタルをやられないように」する心の準備は、中国の人とコミュニケーションをとる際、もしかしたら文法の勉強よりも大切なことかもしれません。
今から30年前、Kuriさんがご夫婦で中国旅行に行った時のこと。当時の中国は、今では想像ができないほど外国人旅行者の行動制限が厳しかったそうです。その旅の途中、大平原を走る汽車の車窓から見えた、ある印象的な風景についてのお話です。
中国で「川端康成ブーム」が広がっているそうです。出版業界に詳しいKuriさんが、中国での『雪国』翻訳出版にまつわる工夫に満ちた戦略を紹介してくれています。
Kuriさんの発音は瞬く間に安定し、中国語らしい美しい発音で音読ができるようになりました。次の目標は、中国語ネイティブと会話をすること!メキメキと中国語力をつけていくKuriさんを見ていて、当然の流れのように冯先生との会話レッスンをセッティングしたのですが、今思うと、私、Kuriさんにかなりプレッシャーをかけていたんだな、、、と反省。でも、結局、Kuriさんはこの度のハードルもひょいっと飛び越えてしまうのでした。
このブログを読みながらKuriさんとのレッスンがスタートしたばかりの頃のことを思い出していました。いま、Kuriさんが中国語特有の美しい響きで中国語を話されているのを聞いて、私は「なんでこんなに素敵な響きで話せるんだろう」と、聞き惚れてしまうことがよくあるのですが、よくよく考えると、それは不思議なことではないことに気が付きます。だって、Kuriさんはレッスンが始まってから今まで、ずっと熱心に練習をし続けてきたから。その美しい中国語の発音を聞きながら、朝な夕なにKuriさんが一生懸命、音読練習をしている姿が私の目には浮かびます。

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