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語彙を倍にして会話力をつける

 中国語を習い始めたばかりの方が、もし、このブログを読んでくださっていたら、ぜひ実践してほしいことがあります。

 

 一般動詞を習い始めたら、その後はできる限り素早く動詞の種類を増やしていってほしいのですが、その時に肯定形と否定形をセットで覚えてしまうこと。一つの動詞を覚える時に肯定、否定の二つの表現を覚えてしまうというのは効率的ですし、会話力アップに速攻でつながります。

 

 否定形を作る時の「不」は変調します。「不」の直後の漢字の声調によって2声で読む時と4声で読む時がありますよね。

 実際の会話で「飲みません」「食べません」「行きません」「知りません」などと言いたい時に、その場で咄嗟に「不」の声調を判断して安定的な発音をつくるのは結構難しい、というか、かなり時間がかかってしまいます。

 

 仮にあなたがお酒が弱かったとして、もし飲み会で誰かがあなたに「你喝白酒吗?」と聞いてきて、頭の中では「我不喝」という言葉が浮かんでも、いざ発音しようとすると「あれ?不の声調は何声だっけ?」と思っている間に白酒がつがれてしまうとか。

 

 否定文を読むときだけ声が小さくなってしまう方も案外多いです。「不」の変調(声調が変化すること)が面倒くさいんですよ、、、と皆さん一様におっしゃいます。分かります。確かに面倒くさいと私も思います。でも、そこをぐっとこらえて、動詞を増やす時点でその動詞の否定形、つまり「不」が2声か4声かをしっかり確認してしまうと後が楽だし(都度都度考えなくていい)、楽しい(否定形がばっちり通じる)です。

 

 ということで、動詞の肯定と否定形を同時に覚えてしまえば、語彙数は倍になりますし、同時に会話力アップに直結します。

 

 ちなみに、ここで言う「覚えてしまう」とは、もちろん「2~3回読んだことがある」程度ではないです。かといって暗記しようと躍起になる必要もありません。ただ読む。ひたすら声に出して読みます。一組(一つの動詞につき肯定形と否定形のセット)につき、ざっと50回は音読する。これだけで、その単語を発音するための口回りの筋肉が鍛えられ、口腔内では舌の移動がスムーズになります。つまり、中国語を話すための基礎体力のようなものができます。音読した単語は口周りの筋肉や舌の動きとともに脳にインプットされます。

 

 もう一つ重要なことを言います。この、ひたすら音読する時に絶対に意識していただきたいのは、正しい声調とピンインの読み方で音読をするということです。もし、アンバランスな声調、ずれた(標準的な音ではない)発音のまま50回も読んでしまうとどうなるか?最悪なのは、くずれた声調とピンインの読み方がしっかり体に定着してしまうことです。こうなると、後から正しい発音に直すのがとても大変。ゴルフやテニスのフォームをイメージしてみてください。一度、体に染みついた習慣を変更するためには大きな労力と長い時間、そして忍耐力が必要ですが、言語も同様のことが言えると私は思います。

 

 自分の発音が正しいのかどうか分からないという方は、客観的にその発音の正確さを判断し、もし間違っている場合、少しずれている場合に適切なアドバイスをもらえるような学習環境を整えておきましょう。手軽なシステムを活用するならGoogle翻訳や発音をジャッジしてくれる各種アプリ。さらに詳細なアドバイスやポイントを知りたいなら、発音指導を専門にしているスクールや個人レッスンを利用するのもよいと思います。

 

 正しい声調とピンインの読み方ができたら、50回は読みましょう。

 

 50回も読むのは大変だと思いますか?腕立て伏せや腹筋運動が2~3回くらいで筋肉がつかないのと同じです。(だから私は筋肉がつかない、、という自戒の念も込めて)

 

 こんな地道なトレーニングの果てに中国語コミュニケーションの楽しさが待っているのです。やらない手はありません。

 

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