あきこ先生の勧めで始まった冯老师との中国語会話レッスン。毎回いくつかの質問をお互いに用意して会話を進めます。今回の冯老师からの質問は、おやつ、フルーツ、お菓子などについてでした。とても楽しいテーマを選んで下さいました。
「何のフルーツが好きですか?」と冯老师。
「私が一番好きなのはマンゴーです」と即答。
いつもは質問を理解して回答するまでに時間がかかります。しかし、マンゴーは中国語でもマンゴー。たまたま発音も知っていました。ラッキーです。出だし快調!
ところが、続けて「どんなマンゴーが好きですか?」との質問。どんな? どんなマンゴー? 戸惑っていると、「マンゴーはいっぱい種類があります。どんなマンゴーが好きですか?」と改めてゆっくり質問されます。こんな時に限って中国語がクリアに聞き取れる謎。
えっ?マンゴーってそんなに種類があったかな? すると先生はチャット欄にマンゴーの品種イラストをアップ。なんと25種類!こんなに種類あるんですね。驚きです。
「好きなのは、大きいマンゴー? それとも小さいマンゴーですか?」易しいフレーズで質問は続きます。「‥大きいマンゴーが好きです」と何とか返答。小さいマンゴー知らないけど、この際大きいマンゴーを好きになろう。やれやれ、成功したのは出だしだけだったわ、と一息つきたいところで、もう次の質問。
「他に好きなフルーツはありますか?」
えーと、桃って何ていうんだった? タオ? ティァオだったかな? 発音がよく分からないので、チャット欄に漢字で桃と打って一か八かタオズと適当な発音で言ってみます。「あぁ、桃が好きなんですね」と冯老师。通じた、よかった嬉しい! と小さな満足感に浸っていると、「どんな桃ですか?」と。
えっ?どんな? 桃も⁉︎ 冯老师がチャット欄に水蜜桃、毛桃、油桃、蟠桃と打ち込んで来ます。えーどういうことですか? こんな名前聞いたことないんですけど‥。中国にはいっぱい桃があるんですね。
言いたいこと聞きたいことがたくさんありますが、頭に浮かぶのは日本語のみ。このまま中国フルーツの種類の袋小路に追い込まれては、もう出口がなさそうなので、反撃開始。手元のスマホ辞書で大急ぎでイチゴを検索、発音をサッと確認。
「先生、日本のイチゴは美味しいですよ。白いイチゴもあるんですよ、ご存知ですか?」白いイチゴですよ、珍しいでしょう? 驚いて下さいね、と思っていたら、「はい。知ってます。白い苺は高いですね」と先生は全く驚きもせず、ごくごく普通の反応。完璧な平常心。心拍数は私の半分くらいですね。そうですか、お値段までご存知でしたか‥。気が遠くなっていきます。しかし会話レッスンなので、返答しなければなりません。
「確かに、白い苺は高いです」と私は返したのですが、値段が高いは”貴”を使わなければならないのに、背が高いの”高”を使うという初歩的なミス。冯老师に指摘され、また動揺し、加えて苺の発音を3回ほど練習させられ、レッスンは終了となりました。
今日のレッスン、自己採点60点。理由:マンゴーと桃の種類がありすぎたせい、ということにさせて下さい。
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