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個性あふれる中国語

ながらく中国語を教える仕事がメインだったのですが、3年前から中国、台湾、そして世界各地の華人の方たちに中国語で日本語をお教えしています。

 

今は、スウェーデン、カナダ、イタリア、台湾、日本在住の方々です。日本語レッスン中、私は普通话を話しますし、みなさんも基本、普通话なのですが、それぞれ話し方が違います。

 

イタリアの方はイタリア語、カナダとスウェーデンの方は英語の影響をうけた普通话。台湾の方は華語。日本在住の方はお話の随所に日本の会社員っぽさが出ています。

 

皆さん、ベースの普通话に生活言語がちりばめられて、生き生きと楽しそうに、自由自在におしゃべりをしています。

 

「これは学校で習った普通话と違う!」と、最初は戸惑いましたが、慣れてくると、それら個性豊かな中国語が音楽のように聞こえてきて、おしゃべりがどんどん楽しくなっていきます。

 

このように、私は毎日、五色の音色のような中国語を耳にしていて、「私は、私らしい中国語を話せているかな?」と思います。

 

発音と構文にフォーカスしすぎて、四角四面にしゃべってしまっているのでは?と反省したりします。

 

皆さんも発音が安定し、語彙が増え、少しずつ自信がついてきた時期に「自分らしい中国語のしゃべり方」について考えてみてください。