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学習の踊り場にいるなと思う時

本来、凝り性なので、一度スイッチが入ると熱中して取り組みます。語学もピアノも仕事も。

 

スタートダッシュのおかげで割とすぐに上達や成果を感じられるのですが、2,3か月後のある日、英語なら口がうまく回らないとか、思うように言葉が出てこない状態になります。ピアノなら指が動きにくくなったり、譜面を読むのが遅くなったりします。

 

 

こういう状況を「踊り場」と呼んでいます。

 

この「踊り場」は、スランプのような状態でしょうか?

 

若い頃は、この「踊り場」に差し掛かるとイライラしていました。しかし、最近は「よし、踊り場来た!」と、逆に張り切っています。

 

この「踊り場」で数週間、もしくは数か月間、従来のメニューを続けたり、時には微調整しながらルーティンを継続していると、いつしか「踊り場」を抜けていることに気が付きます。

 

語学なら口がよく動き、自由自在に言葉が出てくるとか、ピアノなら指の動きがスムーズになるとか、少し前にもたついていたことが嘘みたいに、できなかったことができるようになっています。

 

この「踊り場」は「伸び悩み」の時期というか、自分に過剰に期待しすぎていることからくる落胆、そして落胆が引き起こす停滞期間なのかもしれません。

 

私は、この「踊り場」では一休みや気分転換はあまりせず、愚直にルーティンを継続します。「踊り場」を脱し、階段を一、二段上った時の神がかり的なすがすがしさを味わうのを楽しみに、今日もルーティンを遂行しています。

 

語学トレーナーとしての私の役割は、そのような「踊り場」でも、いくつものスモールステップを準備し、一つ一つ達成していくことで、皆さんが自信を持って学習を継続し、ステップアップされるのをサポートすることです。

 

長くお付き合いくださっている受講者の方が成長の停滞期間にある時、トレーナーから見うると、その方がいつ頃「踊り場」を脱することができるかは、だいたい予想がつきます。

 

「踊り場」の過ごし方については、体験レッスンでも、沢山の方からご相談をお寄せいただいています。

 

中国語、特に発音にまつわるご相談は、いつでも当教室にお問い合わせください。