通訳訓練を受けていた時のことです。その日のテーマは中国の株式市場の値動きについてでした。現役通訳者の講師の先生は、中国語ネイティブのアナウンサーが株価について説明する動画を私たち受講生に見せてくれたのですが、15名ほどいたクラスの中でその内容を聴き取れた人はいませんでした。
聴き取れなかった理由は、アナウンサーが早口だったからではありません。私たちが株式に関する用語を知らなかったからです。私などは中国語はおろか、日本語でさえ株式市場に関する用語は知らず、知識もありませんでした。
「知らない言葉は100回聴いても聴きとることはできない。」
先生に言われたことなのか、それとも何かの本で読んだのかは忘れてしまいましたが、私はこの言葉を肝に銘じて語学のトレーニングをすることにしています。
語彙数が増えればリスニングの力も自然とついてきます。
では、どのように語彙を増やしていけばリスニング力の向上に直結するのかというと、私は、クイックレスポンスとシャドウイングをおすすめしたいです。この2つのトレーニングは、単独でしてもよいのですが、一連の流れを作ってやると効果が出やすいと思いますので、その詳しい方法は、また別のブログでご紹介したいと思います。
トライアルレッスン※毎月限定3名様
30分/1回×2回レッスン 2,800円(税込み)
コメントをお書きください