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「業力」と台湾甜点。

オンラインレッスンで知り合った人と先週、リアルで会うことができました。

 

彼女は台北に住んでいるデザイナーさんで、もう1年近く、週1回、私の日本語レッスンを受けてくれています。

 

上野、浅草界隈を一緒にぶらぶらしながら、色々なことを話しました。

 

これまでのことやこれからのこと、好きな事や嫌いな事、毎週1回、1時間では話しきれないことを全部、話しつくしました。やはり、リアルは話がはずむ。

 

彼女は台北生まれ、台北育ち。台北のディープな話をしてくれている時に「業力」という言葉を教えてくれました。

 

日本は世界でも治安の良い国として有名ですが、台北もとても安全な街だそうです。カフェで携帯電話をテーブルに置きっぱなしにしてオーダーやトイレに行っても、盗られることはないそうです。

 

「学校や家庭でそういう教育をしているの?」と聞いたら、「たぶん、業力のせいだと思う。台湾人は業力をすごく信じているから。」と教えてくれました。

 

最初「業力/Yè lì」という発音がピンとこなかったのですが、彼女が漢字と意味、そして英語では「Karma」ということを教えてくれました。

 

「因果応報」と似ている?この「業力」、全く私好みの言葉です。

 

着陸前に飛行機の窓から撮った東京(千葉?)の写真とともにlineに送られてきた「着いたよ!」というメッセージ。

 

上野の改札で、大きな紙袋を持って私を待っていてくれた彼女。袋の中にはたくさんの台湾の甜点。

 

それらの甜点は食べてしまうのがもったいなくて飾ってあります。

 

飾ってある台湾甜点を眺めて、「業力」という言葉を思い出して、彼女と過ごせた時間に感謝して、少し涙が出ました。